空の色をおしえて



結局、その場の流れで改札まで一緒に来てしまった。


「あ、お前俺がいかがわしい本でも読んでると思ったんだろ」

ニヤニヤといやらしい薄目でわたしを見下ろす。
  

「えぇ!?お、お、思ってないわよ!馬鹿!」





……本当は少し思ったけど


そうじゃなくて安心したけど、なぜ英会話の本なんかを読んでたのか、聞きそびれちゃったな。

わざと変なことを言って誤魔化されたような気もするけれど、大した問題でもないと思い、それ以上聞かなかった。