「隼人は医大目指してるから、今から猛勉強ってわけさ」 「……そうなんだ、知らなかった。だからいつも放課後図書室で勉強してたんだね」 「そんなに真面目に感心しないでよ~。僕はそんなことより美咲ちゃんに会えないことが……い、いや何でもない」 もごもごと語尾を濁して足を速める隼人君。 後ろからその背中を軽くパンチしながら 「聞こえねぇよ。ちゃんと言えって」と突っ込む秋人。