全体のバランスを確認するため椅子から立ち上がると、そのままゆっくりと後ずさる。 1歩、2歩、……3歩 ────どんっ と、あるはずのない壁に背中をぶつけた。 びっくりして後ろを振り返ると、そこには腕を組んでわたしを見下ろす秋人が立っていた。