「うんとね、日が落ちる頃まではここにいるから、後1時間くらいかかるかも。大丈夫?」
「了解!じゃあ2人で待ってるね!」
俺もかよ、てか俺の意見聞けよ……秋人がぶつぶつ文句を言っているのが聞こえてくる。
それでも秋人は、隼人君の言うことには比較的従順だった。
仲がいいと言えばそれまでだけど、どちらかというと、秋人は隼人君のことをかわいく思っているように見えた。
双子なのに、なんだか年の離れた兄弟みたい。
クスッと小さく笑って、キャンバスの置かれた方向に向き直す。
ちょうど木々の間に落ちかけた夕日が、校舎の窓に橙色のプリズムをつくっていた。
