「隼人君、わたしね……」 辺りが静寂過ぎて、震える声が伝わってしまいそう。 「いつだって、美咲ちゃんを守っていたのは兄さんだったよね」 「とても魅力的で……見かけだけはそっくりなのに、どうして僕とこんなにも違うんだろうっていつも思ってたよ」 そんなこと思ったことなんてない。 隼人君は隼人君にしかない魅力があるし、誰よりも優しくて、秋人がいなくなってからもずっと側にいてくれた。 でも今更そんな話をするのは、余計に傷つけるだけになってしまう。