空の色をおしえて




……話してくれなかったんじゃない。

わたしが自分の問題で頭がいっぱいで、そんな余裕のない人間だから、きっと話すことが出来なかったんだ。


だけど……
今はまだ頭が混乱して、わたしの側からいなくなるという事実だけしか、考えられない。

それが秋人の夢なら応援してあげたい……なんて心から思うことが出来ない。

笑顔で背中を押して送り出したいとは、まだ思えない。






最低……



確かに今のわたしは冷静に考えられないのかもしれない。

だとしても、
分かりづらい表現ではあったけど、秋人はいつだってわたしのことを応援してくれていると感じていたのに。

どんな時も温かく包んでくれていた心の支えを、自分が失いたくないだけなんだ。