「……説明してもらってもいいかな?」 「はぁ、はぁ……待って今無理……はぁ」 おそらく20分は全力で自転車をこぎ続けたであろう秋人は、砂浜に大の字で転がって荒い息をしていた。 「……隼人君置いてきちゃったじゃない。馬鹿」 しばらくの間、上がった息を整えていた秋人は何も言わず立ち上がってわたしの腕を引いた。