そうこうしている間に駅を通りすぎ、商店街を抜け、外灯が少ない暗い通りが見えてきた。 「やだやだやだ~!!暗いし恐いし意味分かんない!!どこ行くのよ!?」 「いいから黙って乗ってろって」 何が起こっているのかまったく理解出来ないまま、ひたすら走る走る…走り抜ける。 急な坂道を勢いよく下って着いた先は、暗くてよく見えないけど、おそらく……海だ。 この足下の砂浜の感触と、ざぶざぶと聞こえる波の音は間違いなく海……。