昔から非凡なやつだとは思っていたけど、まさかそこまでとは。 勉強してる姿なんてあんまり見たことないもんなぁ…… それは素直に羨ましいかも。 わたしはあまり成績良くないし。 「秋人は、進路どうするのかな。何か聞いてる?」 「それは……」 とその時、何の前触れもなく後ろから疾走する自転車が現れ、腰の辺りを捕まれた。 そして瞬間的に、ふわっと体が浮く感覚になった。