リビングルームに入ると、彩花さんにすすめられるがまま、おしゃれな白木の椅子に腰を下ろした。 「彩花さんの絵画、とても素敵でした。言葉ではなんて表現したらいいのか……でも、自分の甘さを再認識してしまったっていうか」 彩花さんは、白い木目が特徴的なダイニングテーブルの上にワッフルとコーヒーカップを並べた。 いつ来てもモデルルームみたいに整頓されていてセンスがいい部屋は、うちの家とは大違いだ。 しばらくすると、挽きたてのコーヒーの香りが室内に満ちた。