空の色をおしえて


「あ、ねぇ菅波弟からも言ってやってよ!恋せよ乙女!青春を謳歌せよ!って」



「えっ、僕がそれ言うの……?でもほら、美咲ちゃんにとっては絵を描くことは生活の一部というか……アイデンティティーだからさ」


そうそう、だから仕方ないのよ。


「色に恋した乙女ね。青い春と書いて青春だもんね!うん、確かに!」


「えっと……」



そろそろ助け船を出すしかなさそう……


「綾乃、隼人君困ってるから」


「なんで困るのよ~普通でしょこれくらい」



吉井ぶしをかまし続ける綾乃をさらりとかわして、隼人君に話しかけた。