「お昼はいつも屋上にいるんじゃなかったの?」 「そうだけど……そろそろ予礼なるし、戻ってきちゃまずかった?もう授業始まるぜ」 「あ!やだもうこんな時間じゃん!しゃべってたからいつの間にか過ぎてたね」 バタバタと机を元の位置に戻し、慌ててお弁当箱を片付ける。 「それで……吉井さん。俺がどうしたって?」 こそこそと逃げようとする綾乃の行く手を阻んで威嚇するような目で睨んだ。 「あ……はは。別に何でもないでーす」