「……幸せになってよ、お願い。親友として、もうそれしか言えない」 そんなつもりはなかったのに、わたしの目からは涙がこぼれていた。 瞬きをする度、本人の意思とは関係なくポロポロと落ちる。 「ごめん……わたし今ちょっと不安定で……」 「知ってる。てゆうか、あんたは昔から泣き虫だったよ。そういうところは全然変わらないね。とりあえず、帰って早く寝ること!」 降り出した雨はいつの間にか本降りになり、せかせかと動くワイパーが忙しそうだった。 ザーザーと車の天井に落ちる雨音が大きくなっていく。