空の色をおしえて





その様子を何も言わずに見ていた隼人君は、突然コロッと表情を明るく変えて、くくくっ……とお腹を抑えて笑いだした。


「あっ、もう!!騙したわね!!」


「あはは!今の真剣な顔、すっごいおもしろかった!」



真剣なっていうか、絶対変な顔してたよわたし。

でも、すごくびっくりした。
迫真の演技だったな……


「冗談は置いといてさ、ひとまず兄さんと仲直りしようよ。2人がケンカしたままだと僕も悲しい」



「う……ん、そうだね。善処します……」



悪気はないんだろうけど、何だか狐につままれたような心持ちになった。

異性に免疫のないわたしにとっては、幼なじみの男の子だって例外じゃないんだから。

隼人君は秋人と違っていたずらっ子じゃなかったのに、どうしちゃったのかな。




そこで最後の曲が終わり、パーティーはお開きとなった。