その時、突然スピーカーから大音響でジングルベルが流れ出した。
すべての照明は落とされ、ステージでサンタクロースに扮した生徒がスポットライトに照らされ開幕宣言をする。
「メリークリスマース!!!!彼氏彼女のいない人も、もうすでにカップルの人も、今夜はみんな楽しみましょー!!!!」
「なお最後に行われるダンスパーティーのお相手は、早めに予約しましようね!人気のある人は早い者勝ちになっちゃいまーす!」
それまで座っておしゃべりに夢中になっていた生徒たちが一斉に立ち上がり、大変な盛り上がりようだ。
「美咲ちゃん、こっちこっち!」
「隼人君、よかった。熱気に気圧されてどうしたらいいのか戸惑っちゃったよ」
「そんなことだろうと思ってさ、見つけられてよかった」
安堵した表情でわたしの手を引き、ステージから一番離れたテーブルに腰を落ち着けた。
