───美咲ちゃんは、兄さんのことが好きなんでしょ なんて返事をしたらいいのか分からずに、うやむやにしてしまった。 隼人君もそれ以上は聞かなかった。 それから駅に着くまでの間、他愛もない世間話をして笑いながら歩いた。 もういつもの明るい隼人君に戻っている。 自分のせいでわたしと秋人の仲がこじれたと思い、責任を感じたのかもしれない。 なんて繊細で、傷つきやすい人なんだろう。 でも、とても大切で愛しい人。