「ほら、レクレーションとか、最後のダンパとかすごく盛り上がるんだって。たくさんのカップルが成立って何だか頷けるよね」 「学校側がそれを容認してるなんて、さすが自由な校風だよね~」なんて早口で言う。 途中から隼人君が相づちを打ってくれないもんだから、一人言みたいになってしまった。 不自然にならない程度に元気を装い喋り続け、ふと横を見ると隼人君がいなくなっていることに気がついた。 びっくりして後ろを振り返ると、彼は下を向いたまま手を軽く握りしめ立ち止まっている。