空の色をおしえて



わたしは、辺り一面の壁に貼られた写真を見た。
キラキラと輝く星たちの写真。その名前や歴史などの説明が添えられている。

地球から肉眼で観測出来るもの以外にも、数えきれないほどたくさんの星は存在しているのだ。

普段はあまり興味のない分野だけど、こうしてみるととても魅力ある世界なのだと分かる。

どうして秋人が空に憧れを抱くのか、何となく理解出来た。



クラスのユニフォームとして配られていた『宇宙旅行』と大きな文字で書かれているTシャツを、制服の上からすっぽりかぶる。

銀河をイメージして黒地に白い星をちりばめたデザインだ。



気持ちを切り替えて、次々と現れるお客さんに遅れをとらないようにチケットを渡した。