しかし、その瞬間。
わたしの身体は宙に浮いたような状態になっていた。
胃があって胸の少し下ら辺のところを力強い男の人の腕がわたしを支えている。
手は白くて、長そでのシャツに茶色のブレザー。
そう、それはわたしの通う明徳高校の男子の制服だ。
思い出した。
これは、わたしと一緒に歩いてくれていたアレイの手だ。
アレイはわたしを立ち上がらせて、一言だけ呟いた。
「お団子頭が落ちていくのが見えたから。」
それだけ言うとアレイは照れを隠すようにスタスタと一人、歩いて行ってしまう。
わたしは急いでその後を追いかけた。
アレイにアリガトウを言いたくて、伝えたくて。
アレイはわたしがついてくるのを確認すると、意味が深そうな言葉をわたしに言った。
「85番」
「へ?85?」
何のことを言っているのかわからない。
「一番早いバス。27分に来る。」
そっか。わたし、バス停までアレイに送ってもらうことになってたんだ。
そのことを思い出す。
「アイミンの足で間に合いそうなやつ探した。早く来るかもしれねぇから急げ。」
わたしの身体は宙に浮いたような状態になっていた。
胃があって胸の少し下ら辺のところを力強い男の人の腕がわたしを支えている。
手は白くて、長そでのシャツに茶色のブレザー。
そう、それはわたしの通う明徳高校の男子の制服だ。
思い出した。
これは、わたしと一緒に歩いてくれていたアレイの手だ。
アレイはわたしを立ち上がらせて、一言だけ呟いた。
「お団子頭が落ちていくのが見えたから。」
それだけ言うとアレイは照れを隠すようにスタスタと一人、歩いて行ってしまう。
わたしは急いでその後を追いかけた。
アレイにアリガトウを言いたくて、伝えたくて。
アレイはわたしがついてくるのを確認すると、意味が深そうな言葉をわたしに言った。
「85番」
「へ?85?」
何のことを言っているのかわからない。
「一番早いバス。27分に来る。」
そっか。わたし、バス停までアレイに送ってもらうことになってたんだ。
そのことを思い出す。
「アイミンの足で間に合いそうなやつ探した。早く来るかもしれねぇから急げ。」



