こんなにも美しい 世界の端で。




彼に左手を掴まれるまま空を渡って降り立ったのはアフリカ。




舗装されていないガタガタした道を走る。

私たちを乗せてくれたおじいさんは赤茶けた顔をしていて、陽気に鼻歌を歌い、
彼はそれに合わせてそっと体を揺らす。


ケニアのナイロビから車で4時間。

柔らかく肌を滑っていく風と
触れ合った肩から伝わる彼の体温に
ゆっくり瞼を下ろした。