この光景に 呆然していると....





「私からもお願いします。」




「えっ...山南さんまでっ!?」




まさかの山南さんまで、頭を下げている!!





僕は もう開いた口が塞がらない状態だった






「その強さで、我々 壬生浪士組を
貴方に強くしてもらいたいです...」





......山南さん。。





「僕からも お願いします。



人々を...大切なものを護れる強さが欲しいんです!」





沖田さんが 頭を下げて必死に
お願いしてきた事に驚いた...!!!!!




何故なら...新撰組の中で
1番僕の事を認めてないのが、沖田さんだったから...だから この光景に衝撃を受けてる......。。





「沖田さん...。」




しかも、沖田さん......仲間のためと言った。





「俺からも...頼む......。」




斉藤さんまで...頭下げたっ!!!!




ていうか...斎藤さんて凄く真面目...
とてもいい事だけどね♪




「俺は お前の事もっと知りたい」





「俺も...、俺らの事 信じて欲しい。」




「お前と 一緒にどんな壁でも進みたい。」




......こいつらも 皆もお人好し過ぎる。




幹部たちを見て....


自分が余りにも 情けなくて惨めで、
どれだけ醜いか 実感と嫌気、それから自分に殺意までもが湧いた...




「馬鹿ですね...流石 三馬鹿です(笑)」




ホントは 嬉しいけど...
三馬鹿に言うのは、何か感に触るから言ってやんない♪





「「「三馬鹿っ!?」」」




「僕の時代は、君たち 三馬鹿として有名ですよ♪」





「未来でも 三馬鹿と言われてるなんて(笑)」






「総司まで......」





僕と沖田さん、三馬鹿以外は...苦笑いだった。





新撰組を愛し...全体が 仲間想いで、笑い合っている光景を見て僕は、感動と少し羨ましいと想った......。。





後は、まだ一言も話してない人が1人....





「土方さんはどうしたいんですか???



さっきから 黙ってますけど...」






「......」





土方さんは、愕然としている。




僕は この短時間で気付いた
鬼の副長とはいい、とても人思いの人で
ただとても不器用な人




「歳...」






「油断した...!!!すまなかった。



俺も、お前を壬生浪士組の隊士として...
お前を迎えたい!!!」




あらら、鬼の副長である...土方さんまで
頭下げちゃって......



ある意味、凄い絵だよ(笑)



はぁ... 土方さんや皆に、頭下げられてまで
お願いされたら...断れと言う方が難しい。





「はぁ...皆の気持ちの押しに負けました。





改めて、僕 雛菊 紫陽花を入隊させて下さい
お願いいたします。」





仕方なく、僕が折れてしまった。





「あぁ こちらこそよろしく頼む!!!」





僕の言葉に 空気もみんなの顔も
柔らかく暖かくなった。