僕は、沖田さんからもらった
朝餉を食べていた。




素朴な味で美味しかった...
暖かくて優しい味..まるで、ここの雰囲気と似ていた。







僕が、もし普通の人間なら..良かったのに。。





もしも、少しでも普通に近ければ
顔を隠さなくて済む。




僕は、この人間離れした髪も瞳も
能力も....全部大っ嫌いだ。




考えれば考える程
自己嫌悪に落ちり、気分も更に下がり







ネガティブ思考に 陥っていく――







自殺行為したって 能力的に死なないし...



ましてや、“化け物です!”



何て、自滅行為したくないし...





もうどうすれば、良いの...????



いくら 何年考えても
未だに 答えは出ないまま...




僕は、誰が何時でも来て良いように




鋭い神経は通常で、ぼーっと放心状態になりながら





ネガティブ思考 走らせていた――――






はっと、意識が現実世界へ戻ってきた頃
藤堂さんと...何人か戻ってきた



――スッ。。



「よっ!!」




どうやら、藤堂さんは朝餉を終えたようだ。




なんか人が増えていて、沖田さんまでもがいる。




「近藤さんが 君に挨拶しとけって言ってたかさ♪


俺、2番組隊長の永倉新八(ナガクラシンパ)だ!」




永倉新八..新選組隊士、二番隊組長及び撃剣師範を務めた。明治期に杉村義衛と改名し、樺戸集治監の撃剣師範を務めた。



剣術が好きで、近藤勇の道場・天然理心流「試衛館」の食客となる。





そして、もう1人が....



「同じくっ!!10番組隊長、原田左之助(ハラダサノスケ)だ♪よろしくなっ!」




原田 左之助、1840年(天保11年) - 1868年7月6日(慶応4年5月17日 (旧暦))は、新選組隊士(十番隊組長)。諱は忠一。



谷万太郎から種田流槍術(または宝蔵院流槍術)の免許皆伝を受け、槍の名手として知られた。




まぁ、紹介されなくても...原田さんと永倉さんが 盗み聞きしてるの知ってた。




紫陽花「...どうも。」





一応 挨拶はしといた。






「しかし、ホントにお前の姿がわからないな......。」





「それ、外さないのか??」





「外しません。」





何のために、これを被ってると思ってんだ....





「寝るときも そのままだったよ!」




「3人とも、僕は 一応 疑われてるんですよね??



僕なんかと話してていいんですか?」




その話題をおしまいにしたくて
自ら話を折った。






「そう言えば 土方さんが、お呼びでしたよ!」




えぇー、まだ1日しか経ってないのに...




「わかりました。」




まぁ、僕の情報が出て来ないのは
当たり前だけどね...むしろ出てきた方が 怖い。



僕は 沖田さん達と一緒に
土方さんの部屋に向かった。