私は教室に着くと自分の席に座った。
まわりには知らない人ばっかりだ。不安が一気に押し寄せてきたころ

「おはよう!」
高橋先生が元気よく教室に入って来た。

「初めまして。面接の人はお久しぶりです。担任の高橋純彦です」
よほど先生がタイプだったのか、前の席の子が

「あっちゃんよろしく~!」
と言った。
「よろしくな~wあっちゃんはなしね」

「え~!?」

初日からすごいなぁ

私は先生と目が合った気がした
「馬場さん?久し振りだね~」
なんて言ってくれないよね。


入学式が終わったばっかりなのにもうグループできちゃってるなあ

私は廊下に出て一息ついた
すると先生が出席簿を持って私に話しかけた

「馬場さん久しぶりだね」
「覚えてくれたんですか・・・?」
「もちろん!あめちゃんあげたからよーく覚えてるよ」

「先生、私友達できない気がして・・・」
「大丈夫だよ」
「でも・・・」

先生が私の頬にやさしく触れた
「笑顔笑顔!弁当くらいは一緒にたべてやるからさ」
先生が私の頭をポンポンと触れて・・・

この時から私は高橋純彦先生に恋をした。