私にチャンスはありますか!?

あらかじめ数字が割り振られている座席表を見ると、私はなんと中央の一番後ろの席だった。玲美は左側の一番後ろ。

「これで居眠りしてもバレないね!」

「やったー!」

「…なんつー低レベルな会話」

2人で手を取り合ってはしゃいでいると後ろから冷めた声が聞こえた。
そこにいたのは私の小学校時代からのくされ縁、大浦 賢斗。地元の子達は大体持ち上がりで中学校に進学するけど、こいつは中でも私と同じ高校に入ってきた。

「は?私たち今喜んでんの、邪魔しないでよ」

「へーへー、いや別に邪魔しようとしたわけじゃなくて、俺ここだから」

そう言って賢斗がどっかり座り込んだ椅子は私と玲美の間の位置で。

「…まじで?」

思わずため息が漏れた。