たとえこの身が焼かれてもお前を愛す

「心配するな。昨日のようなことは二度とない」

フィーアから手を離し静かにエルンストはそう告げた。


思わずエルンストの顔を見上げる。


一瞬視線がからまったが、エルンストはすぐに目をそらしてしまった。


おびえきっていたフィーアは、エルンストの一瞬だけ見せた優しい瞳に、憂いの一片が落ちた気がした。


黙ってお辞儀をすると、エルンストの背中にお湯を流した。