たとえこの身が焼かれてもお前を愛す

「エルンスト様」フィーアは体をゆっくりと起こした。

「うっ」頭を痛みが襲い、声を漏らしてしまった。


「痛むのか?無理をするな。寝ていろ」



「平気...で...す」



力なく答えるフィーアをエルンストは「俺に寄りかかれ」そう言ってベッドに深く座りフィーアを背中から自分の胸に抱き寄せた。


「良かった」エルンストはフィーアの髪に口づけした。


「このままお前の瞳を二度と見ることがなかったら、俺も生きてはいなかっただろう」


フィーアを抱きしめる腕に力がこもる。


エルンストの胸に寄りかかるフィーアの呼吸はまだ少し苦しそうだった。


「苦しいのか?他に痛みは?」


後ろからフィーアのほほに自分のほほを寄せる。


「頭がまだ少し。ですが、指の痺れなどはありません」



「そうか、もう少し休めば痛みも治まるだろう」