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「────しかしとんでもない奴でしたね」
尋問を終えたファーレンハイトはお茶を飲みながら、愚痴ばかりこぼしていた。
「真面目な男の成れの果てですよ、まったく」
「お前の言いぐさだと、真面目な人間全てを否定しているぞ?
せめて生真面目な男だからこその結果と言ってやれ。
加えて選んだ女が悪かったのだ」
ファーレンハイトは疲れたようにソファーの背もたれにドカっと体を沈めた。
「それはそれとして....。物資の横流しをしていたとなると、ベッヘムはグレーテ妃だけでなくゲルフェルト侯からも命が狙われておりますな」
「ああ」エルンストはティーカップを口に運び、言葉を続けた。
「だが営倉にいれば安全だ。さすがのゲルフェルトも手を出せまい」
「ここの営倉は大陸一安全ですからね。なんと言っても警備しているのはシュバルツリーリエの精鋭ですからね」
「それもそうだな」
「しかし、ベッヘムも運のない男ですな」
「逆にグレーテ妃は悪運が強いと言うべきかな?妊娠をうまく利用した。食えない娘だ」
「まったく」
「お前も気をつけろよ」エルンストが冗談めかす。
「閣下は私の眼識をご存知ないようですな」
「まさかとは思うが、お前グレーテとも関係が?」
ファーレンハイトは不敵な笑みを浮かべる。
「さあ、どうでしょう?閣下のご想像にお任せしますよ」
二人の笑い声が室内を満たし、しばしの談笑を楽しんでいた時だった。
「────しかしとんでもない奴でしたね」
尋問を終えたファーレンハイトはお茶を飲みながら、愚痴ばかりこぼしていた。
「真面目な男の成れの果てですよ、まったく」
「お前の言いぐさだと、真面目な人間全てを否定しているぞ?
せめて生真面目な男だからこその結果と言ってやれ。
加えて選んだ女が悪かったのだ」
ファーレンハイトは疲れたようにソファーの背もたれにドカっと体を沈めた。
「それはそれとして....。物資の横流しをしていたとなると、ベッヘムはグレーテ妃だけでなくゲルフェルト侯からも命が狙われておりますな」
「ああ」エルンストはティーカップを口に運び、言葉を続けた。
「だが営倉にいれば安全だ。さすがのゲルフェルトも手を出せまい」
「ここの営倉は大陸一安全ですからね。なんと言っても警備しているのはシュバルツリーリエの精鋭ですからね」
「それもそうだな」
「しかし、ベッヘムも運のない男ですな」
「逆にグレーテ妃は悪運が強いと言うべきかな?妊娠をうまく利用した。食えない娘だ」
「まったく」
「お前も気をつけろよ」エルンストが冗談めかす。
「閣下は私の眼識をご存知ないようですな」
「まさかとは思うが、お前グレーテとも関係が?」
ファーレンハイトは不敵な笑みを浮かべる。
「さあ、どうでしょう?閣下のご想像にお任せしますよ」
二人の笑い声が室内を満たし、しばしの談笑を楽しんでいた時だった。


