たとえこの身が焼かれてもお前を愛す

相変わらず侮蔑の視線をベッヘムに向けるファーレンハイトを見て、エルンストは帝国一の色男の肩を叩いて隣に座った。


「みんながみんな、お前のようには出来まい?」


「ですが閣下....」


「女性の扱いに慣れたお前だからこそだ。分かってやれ」


吐き捨てるようにため息をつくと、ファーレンハイトは口を閉じた。


エルンストはベッヘムに向き直ると、


「まさかとは思いますが、グレーテ妃とお付き合いされるにあたり、機密情報の漏洩などはされていはいませんね?」


「そ...それは....」視線をそらす。


「正直にお話頂かないと、我々としても命の保証はしかねますが?」


徐々にベッヘムを追い詰めていく。