たとえこの身が焼かれてもお前を愛す

同じ年のこの少女はどうして素直に感情を表に出せるのだろう?

フィーアはルイーズが羨ましかった。

私もそう出来ればこんなに苦しくないのに。

『奴隷のわたしを愛して下さい』って言えるのに。



....だけど、奴隷は別....かな。

立場が特殊すぎる。せめて平民だったらまだ違ってたかも。

だって堂々と生きられるもの。

フィーアの背中の焼印がうずく。

一度押されたら決して消えることのない枷。


どんなにあがいても、死ぬまでこれはついて回るのだから。

奴隷の辛さはなった人間にしか分からない。

フィーアは切ない感情に押し殺されそうだった。