たとえこの身が焼かれてもお前を愛す

「あんたの過去は聞かないけどさ、とにかくあんたとご主人様のこと応援してるから」


「....うん、ありがとう」


自分の努力でどうなかなることだったら努力する。

でもどうにもならないことも世の中にはある。

やはり大それたことをしてしまった気がする。

後で苦しむのは目に見えている。


フィーアは自分の気持ちに迷っていた。


好きなのに好きになっちゃいけない。

こんな矛盾を抱えて、ここで生きて行けるだろうか?

辛くなっていつか屋敷を飛び出してしまいそうだ。



フィーアは洗濯物を干しながらふと思ったことを口にした。


「ねぇ、ルイーズのこと聞いてもいい?」

「あたしのこと?」

「ルイーズの好きな人は平民なの?」

「まーね」足元の草を蹴りつける。


「たいして金持ちじゃないけどさ、好きになっちゃったんだから仕方ないよね。
この気持ちは押さえられないよ。
階級制度なんてぶっ壊してやりたい」

ルイーズはスカートをギュッと握りしめる。