たとえこの身が焼かれてもお前を愛す

「フィーアー?平気ぃ?」

どうやら二人はキューピッドに嫌われていたらしい。

ルイーズがひょっこりと居間に顔を出した。


「へ、平気よ」

突然のルイーズの登場に、慌ててエルンストの大きな手からスルリとほほを外し、立ち上がってそちらに視線を送る。


「んっ?ご、ご主人様ーーー?!!」

フィーアの後ろにエルンストの姿を見つけると、
素っ頓狂な声でルイーズは「おはようございますっ!」頭を下げた。


「食事の支度は出来たか?」


顔色ひとつ変えず、慌てる様子も見せず長い足を組み替えながら、瞳だけを動かす。


「はっ、はいっ!!出来てございますっ!!」

ほほを紅潮させてうなずいた。


そして、フィーアに駆け寄ると、「どうしたの?」耳打ちするルイーズだった。