たとえこの身が焼かれてもお前を愛す

*****
夕食を済ませ、すべての仕事を終えたフィーアは自室に戻っていた。

基本使用人は通いだったが、コンラートにヘレナ、そしてハンスは屋敷に自分の部屋を持っていた。三人の部屋はすべて二階だった。

フィーアにあてがわれた部屋は三階西側の一番奥。


対して東の一番奥がエルンストの部屋だった。


エルンスト付の侍女ゆえ、エルンストの要求にすぐに応えられるようにと同じ階の部屋にされた....と言うより、二階に空き部屋が無かった。

今まで三階はエルンストしか使用しておらず、
他に来客用の寝室が10部屋と、今は使われなくなったエルンストの両親の部屋がある。

フィーアの部屋は元々納戸として使っていたものを改装したのだか、そこそこの広さはあった。

エルンストは自室の隣にするよう勧めたが、そこは若い二人。
コンラートとヘレナが猛反対した。

「本来なら同じ階であることも問題なんですぞ」
コンラートはエルンストに詰め寄った。

当然と言えば当然なのだが.....。