たとえこの身が焼かれてもお前を愛す

「────フィーア、そろそろ夕食の支度を......」

呼びにきたヘレナは一瞬息を吞んだ。


「ご主人様っ!何をされているんですかっ?!」


慌てて駆け寄るヘレナを横目に、「見ての通りだ」素っ気なく答える。


ヘレナはフィーアに向き直ると、

「フィーア、あなたが一緒でどうしてお止めしなかったの?」

少し語気が荒い。


だって止めたのに....思ったものの、申し訳なさそうにフィーアは頭を下げた。


「俺が好きでやっているんだ、邪魔をするな」


「ですがご主人様....」困惑したヘレナに、


「お前は母が花の手入れをしていても注意をしたか?」

手を休めてヘレナを見つめた。