【完】悪魔な天使



お兄ちゃんが、こんなに喧嘩慣れしているなんて知らなかった…。

確かに一緒にお風呂に入った時、
華奢なわりに筋肉質な身体だなぁって思ったけど…


って、私は一体何を考えているのだ…っ!!



「ナオ、次はどこへ行こうか?」


「っふぇ!?あ、え〜っと…、」


不意打ちの質問に、私は答えを見つけられずにいた。

このままただ彷徨っていては、途方にくれてしまう…

ギュルルル〜と、変な音がして、
私はハッとお腹を抑えた。


そんな私を見て、お兄ちゃんは笑いながら

「腹減ったんだね。」

って、また頭をクシャクシャに撫でた。


「………っ。」


変なの…


お兄ちゃんに頭をクシャクシャされると
何でこんなにくすぐったい気持ちになるんだろう。


たったそれだけで
食べ物なんて食べなくたって、
あっという間に満たされてゆくのだ。




「スーパー行こうか。」