【完】悪魔な天使


デビーの言っている言葉は、私には難しい事だった。



いつだって"普通"でいたくて、そのために努力してきた。

完璧じゃなくていい、

でも普通以下は嫌だった。

無理して周りと同化して、

誰からも変だなんてからかわれたくなくて。

でも自分は優しく出来の良い人間でありたくて。

そういう人に憧れて、

なれなくて。


周りを気にしていなきゃ生きられない。


人間は1人じゃ生きていけない。

って、そう誰かが言ってた。


でも…、気が付けば私は1人だった。


無理をするのに疲れて、人との関わり合いが苦痛で、全てから逃げだしてしまった。


逃げることは楽で、1人は楽で、家に引きこもってるのが楽で、



でも1人でいれば考えてしまう。



ずっとこのままでいいのかと、


深い闇が私を襲う。


誰からも認められない、
自分はゴミのような存在で、

生きていてはいけないと。


誰からもそんな事は言われてないのに、
自分の中の誰かが、私を責め立てる。


いつしか、こんな事を考える事ですら、面倒になって、


もう全てから解放されたくなったんだ。



「一人を怖がるな。そんな期間があったって、別に良い。」


そうだ…


私はこんな風に、誰かから肯定されたかった…。

認めて欲しかった。

こんな駄目な自分でも、好きになってもらいたかった。