「うぅ…っひっ…く…ふっ…」
泣きじゃくり続けていた私は
いつの間にか、真っ暗闇の世界にいた---。
「やっほー!元気ぃ〜??」
能天気な悪魔の声がして、
私は必死に涙を我慢する。
「…の、状況で…っ!元気なわけが…ないでしょうっ!?」
「だよねー。ごめんごめ〜ん。」
「なんで…!出てきて欲しい時には出てきてくんないのよ!!このアクマっっ!!」
「だから、天使だって!何度も言うけど、俺はこの世界じゃお前以外の人間がいると姿を具現化できないんだ。
仕方ないだろ?助けてやりたくても助けられないんだからさ〜。」
「そんなの知らない!こんな試練…もうやりたくない…っ!」
「まぁ〜、とりあえずこれで試練4日目終了ね。お疲れsummer!」
「お疲れサマーじゃないわよ!あんたふざけてんの!?」
「別にふざけてないし。お前の事、笑わせてあげたいだけだよ〜ん。それとも、本当に試練リタイアして地獄へ行きたい?」
「だからアクマだって言ってんの!!どちらを選んでも私は地獄じゃない!!!」
「でも、試練はあと3日で終わりだよ〜?地獄へ行けば永遠に苦しみから抜け出せない。どちらが良いかなんてバカでもわかるよねぇ?」
「わっかんない…!!私は…!……私は…っ」
「ハァ。どうやら精神的にきちゃってるみたいだねぇ。一度深呼吸でもしてさ、落ち着きなよ。」
「早く…逃げたい…っ。あの鬼畜のような男からも……。この試練からも…!」
「あのな〜、篠田莉乃。目の前の辛い事から逃げてばかりで何になる?そうやってずっと逃げていても何も始まらないさ。立ち向かう勇気はどこへ行ったの?」
「そんなもん、もとから持ち合わせてないのよ!!だから現実世界でも自殺しようとしてるんじゃない。私には無理…!もう…なにもかも…疲れちゃった…………。」
「無理じゃねぇだろ。自分を信じろ。周りの環境や反応なんか気にしてるから疲れるんだ。そんなもんは糞食らえだ。お前の人生は、お前が主役なんだ!好きにやればいいさ。」
「好きにすればいいっていうなら逃げ出したっていいじゃない!!デビー、あんたの言ってる事は矛盾してる…!」
「時には逃げだしたって、泣いたっていい。
でもそればかりじゃ何も変わらないよってことが言いたいんだ。
自分を過小評価するなよ。疲れた時は一休みして、流れに身を任せちゃえばいい。」


