いろんな思考を巡らせているうちに、
突如として
ある一つの提案を思いついた。
そうだ。
思い出した。
これは私の試練なんだった。
失敗を恐れていても何も始まらないし、
選択肢は自分で決めるものじゃないか。
こんなふうに悩んでる暇なんかないのでは…。
…お兄ちゃんは私がこの手で救えばいいのだ。
そうしたら自ずと、
答えが見えてくるはずだから。
「お兄ちゃん、このまま逃げちゃおうか…」
「…え?突然、何言ってるの?」
「あいつが帰ってきたら次は何されるか分からない。殺されるかもしれない…!だからこの家から逃げようよ!」
「でも金もないしな…」
「お金なんか無くてもなんとでもなるよ!
2人一緒なら、きっと大丈夫だから!ね!?」
何よりも、私がこの人を助けたくて…
だから、私は…
「分かったよ。
ナオがそこまで言うのなら、この家から逃げよう。
今すぐに。」
「うんっ!!」


