子供のように泣く私を、西野くんはずっと頭を撫でてくれた











「っグスッ‥ありがとう‥西野くん」


「落ち着いたか?」


「うん」


優しく頬に付いていた涙を拭ってくれた。


その優しさに、胸がギュンッとなる。


キュンを通り越してギュンッ



(あっ…西野くん…私は関係ないからね?)


あ、ぶりっ子女の子と、忘れてた。

関係大アリじゃー!





「誰?お前」




「(え?)」





誰?思わずぶりっ子女とハモっちゃったじゃないかー!


西野くん覚えてないのかな?