おとなしく私は西野くんに傘を指してもらった。

「…なぁ」


え!西野くん!初めて自分から話しかけてくれた??

う、嬉しすぎる!


「な、なに!?」

思わず声が裏返る

そんなこと気にすることなく口を開く西野くん


「お前俺が怖くないわけ?」


「その質問西野くんの友達の久藤くんにも聞かれたよ?」


「あそ。で俺が怖くないのか?」


「久藤くんにも言ったけど、私は西野くんが怖いと思ったこと一度もないよ」


「何で?」


「何でって言われてもなぁー。私西野くんにきつい暴言とか色々睨みながら言われてきたけど、全く怖くないんだよねー」