「…っいったぁ〜…」

前方不注意のせいで尻餅を付いてしまった。

「あ…ごめん、大丈夫?」

上から降ってきた声は

男の子?

まるで踊るように音符が跳ねるように

降ってきた声は

どっかで聞いたことがあるような、

それぐらい魅力的な声…

「え、あ、ありがとうございます…」

差し出してくれた手を握り返して

上を見て立つ。

その人は

思わず見とれてしまうような

「太陽」みたいな人だった。