あなたの幸せを心から願う

ドアを開けると




「小春!久しぶりだね!」




そう言って満面の笑みを浮かべて仁奈が立っていた。




「久しぶりだね?上がって!」




久しぶりに声を発した気がした。




仁奈を部屋に案内して




飲み物を用意する。




「仁奈、りんごジュースでよかった?」




お盆を持って入ってきた私に





「うん!ありがとう。」




そう言ってドアを閉めてくれる。




「小春、少し顔色悪いんじゃない?」




心配そうに顔をのぞき込まれる。