あなたの幸せを心から願う

「先生。どのくらいで聞こえなくなるんですか?」




私は泣いていた。



それでも、聞かなきゃ。




「早くて、1年。遅くて2年。」




1年…私の耳が聞こえる期間。




私の目から更に涙がこぼれる。




「小春ちゃん。前の小春ちゃんだったら、この結果を聞いて泣いていた?そんなに綺麗な純粋な涙を流していた?」




たぶん…それは、




「死にたいと思っていたと思います。」




泣きながら強く言った私に





「小春ちゃん、強くなったね。」




そう言って私の頭に手を乗せる。




「先生ありがとうございます。」





深くお辞儀をした。




それから病院を出て家に帰った。