あなたの幸せを心から願う

「小春、頼っていいんだよ。




お願いだから無茶だけはしないでくれ…」




路唯くん。きっと心配なんだよね。




私の耳も聞こえずらくなってきて




お腹には大切な命があって。




「ごめんね、私、路唯くんのこと何も考えずに…」




誰かが私を抱きしめた。




「ろ、いくん…?」




振り向かなくても路唯くんだと思った。