「 ねえ 瑠奈 ぁぁぁ ! お願いだよ ぉぉ ! 」



「 無理だって ... 」




授業が終わり 、放課後になると



私と この子 以外のみんなは 部活動があるため 教室を出ていった



私もこの子も 帰宅部 に入り なにもやることなく いつものように 教室で 語っているのが 日常





この子は 相澤 真奈




ゆるふわのショートボブに ぱっちりお目目の 美少女 さん



可愛いくせに 結構な 男好き







バックの中から 化粧品を取り出し




せっせと 顔を作っていく



グロスを塗りながら 、真奈は 私の目を見てこう言った








「 だってさ 今回の合コン 瑠奈 で 釣ったようなもんだもん ... 瑠奈来なかったら みんな帰っちゃうって ... 」


たっぷりマスカラされた 目を伏せて しゅんとする 真奈




「 ちょっ ... また 私の写真勝手に ... 」



はぁ .. っと 大きなため息をひとつつく



まあ このことに関しては 初めてじゃないため 怒るというかもう 呆れてる




携帯を取り出し 、メモリーから 私の いつ撮られたのか分からない 横顔の写真を 私の目の前に 差し出す




ってか これ いつ 撮られたの ...













「 だってもう 瑠奈 ってさ もう なんて言うか 美少女 を超えた 美少女 ... ? 」




「 訳分からん ... 」




そして 私は お気に入りの この窓際の席の 椅子の上で 体育座りをし いちごのキャンディーを 取り出し 口の中に放り込む




甘い ...




舌 で ゆっくり 転がしながら あの苺のキャンディーを 舐め続けた



その後も 何度も何度も 合コン に誘われたが なんとか 断り




結局 、真奈は 諦めて そそくさと 合コンへ行った