読み終えた佐島は、息を吸い込んで笑顔を向けた。
思わず期待してしまうと、「まあ、いいんじゃない」の一言で、流石の葵もうなだれた。
「何よ…」
落ち込む葵に、佐島は慌てて言った。
「悪くない、悪くない。俺としては花丸だよ。初めてで拙いなりに、気持ちがこもってていいと思う、あとは合唱曲としては…っていう」
「…ありがと」
明らかにお世辞だと分かり、葵は軽く息を吐き出した。
それはそうなのだけれど、大和の言葉が耳に残っていて、褒めてくれるのではないかとどこかで甘い考えを持っていた。
(当たり前か)
「あと、アンケートで取った応募歌詞、一つも入ってないね」
「あ」
気まずげに口を押さえた葵を見て、やっぱり気づいていなかったか、と佐島は苦笑した。
「いいよ。適当に誤魔化しておくから」
思わず期待してしまうと、「まあ、いいんじゃない」の一言で、流石の葵もうなだれた。
「何よ…」
落ち込む葵に、佐島は慌てて言った。
「悪くない、悪くない。俺としては花丸だよ。初めてで拙いなりに、気持ちがこもってていいと思う、あとは合唱曲としては…っていう」
「…ありがと」
明らかにお世辞だと分かり、葵は軽く息を吐き出した。
それはそうなのだけれど、大和の言葉が耳に残っていて、褒めてくれるのではないかとどこかで甘い考えを持っていた。
(当たり前か)
「あと、アンケートで取った応募歌詞、一つも入ってないね」
「あ」
気まずげに口を押さえた葵を見て、やっぱり気づいていなかったか、と佐島は苦笑した。
「いいよ。適当に誤魔化しておくから」

