「あーおーいー!」
「小夜?うわっ」
後ろからの呼び声に振り向くと、小柄な影が飛び込んできた。
「おはよう」
「ん!おはよ」
弾けるような笑顔を見せた小夜だが、葵はその友人の腫れた目元を見て僅かに言葉を詰まらせたものの、すぐに笑い返した。
「朝から元気だな」
「あ、大和。おはよう」
呆れたような口調が肩の上から降ってきて、首を捻るようにして見上げた。
夏服が目に眩しくて、見慣れていたはずなのに土日を通すと真新しく見える、と葵は目を細めた。
「はよ。で、歌詞は出来たの」
「…う、うん」
途端に青ざめた葵を見て、小夜も大和も苦笑した。
「大丈夫だよ。自信持ちなって」
そうだね、と相槌を打ちながらもどこか上の空な葵の様子を見て顔を見合わせた二人は、首を傾げた。
「だって私今まで存在も認識されてるかどうかの影の薄さだったのにさ…いきなりクサい歌詞作ってくるとかもう」
頬に手を当て、息をつく葵に、小夜は「そうかな」と曖昧に否定しかけたが、大和は、
「確かに影は薄いよな。話しかけていいもんかためらったし」
と遠慮もなしに言い放ったので、二人に顔をしかめられた。
大和は、ありえないと異口同音に非難されたのが堪えたのか、しばらく口を挟まなかった。
「小夜?うわっ」
後ろからの呼び声に振り向くと、小柄な影が飛び込んできた。
「おはよう」
「ん!おはよ」
弾けるような笑顔を見せた小夜だが、葵はその友人の腫れた目元を見て僅かに言葉を詰まらせたものの、すぐに笑い返した。
「朝から元気だな」
「あ、大和。おはよう」
呆れたような口調が肩の上から降ってきて、首を捻るようにして見上げた。
夏服が目に眩しくて、見慣れていたはずなのに土日を通すと真新しく見える、と葵は目を細めた。
「はよ。で、歌詞は出来たの」
「…う、うん」
途端に青ざめた葵を見て、小夜も大和も苦笑した。
「大丈夫だよ。自信持ちなって」
そうだね、と相槌を打ちながらもどこか上の空な葵の様子を見て顔を見合わせた二人は、首を傾げた。
「だって私今まで存在も認識されてるかどうかの影の薄さだったのにさ…いきなりクサい歌詞作ってくるとかもう」
頬に手を当て、息をつく葵に、小夜は「そうかな」と曖昧に否定しかけたが、大和は、
「確かに影は薄いよな。話しかけていいもんかためらったし」
と遠慮もなしに言い放ったので、二人に顔をしかめられた。
大和は、ありえないと異口同音に非難されたのが堪えたのか、しばらく口を挟まなかった。

