途端に溢れた苦い本音に、悲しみなのか何なのか解らない感情がこみ上げる。
顔を歪めた小夜を真っ直ぐに見つめて、最後の矢を、逆光で影となった少女は放った。
「嫌いだったんだよ。最初から」
「……!」
悲痛な叫びが喉から漏れて、木霊する。
うそ、と動かした口が声を出せなかった。
嘘だ。
嘘だよ。
「私が、佐島を好きになっちゃったから?」
震える声に、葵は首を振る。
「じゃあどうして」
掠れた声音を黙って聞いていた葵は、空を見上げた。
「ただの、自分のためだよ。言ったじゃない。小夜のことが嫌いだって」
そう言い放つ葵を見つめ、
「今までは」
と叫ぶように聞いた。
「今まで、ちっとも、楽しくなかったの?私がいたから?…ううん。私といて、私に見せてくれた笑顔は作り笑顔だったのかな」
顔を歪めた小夜を真っ直ぐに見つめて、最後の矢を、逆光で影となった少女は放った。
「嫌いだったんだよ。最初から」
「……!」
悲痛な叫びが喉から漏れて、木霊する。
うそ、と動かした口が声を出せなかった。
嘘だ。
嘘だよ。
「私が、佐島を好きになっちゃったから?」
震える声に、葵は首を振る。
「じゃあどうして」
掠れた声音を黙って聞いていた葵は、空を見上げた。
「ただの、自分のためだよ。言ったじゃない。小夜のことが嫌いだって」
そう言い放つ葵を見つめ、
「今までは」
と叫ぶように聞いた。
「今まで、ちっとも、楽しくなかったの?私がいたから?…ううん。私といて、私に見せてくれた笑顔は作り笑顔だったのかな」

