MEMORIZE BLUE

どういうことか分からない、という顔をしていたのであろう私を眺めやると、温度のない瞳でまた葵は微笑した。

「そのままの意味だよ」

そうして、息を吸い込んだ葵にとてつもなく悪い予感がした。

まるでもう、後戻りが出来ないような。

本能が疼いて、警鐘を鳴らしていた。

聞いてはいけないと繰り返すその必死な叫びを、固まったままの小夜は聞き届けることが出来なかった。

もう一度繰り返された無情な言葉に、全ての思考が停止する。

「友達、やめよう」

見開かれた小夜の瞳が、大きくひび割れた。

「どう…して…」

息をするのも億劫な様子の小夜を冷ややかに見て、葵は吐き出した。

「もううんざりなの。私はあんたがいなくてもやっていけるし、あんたに面倒なことで煩わされるのは懲り懲り」

「………っ…」