MEMORIZE BLUE

「あれ…ごめん、なんで」

なんで、ごめん。
そう繰り返す痛々しい姿に、大和も何も言えなくなる。

困らせていると分かるのに、止める術が見つからなかった。

「言っていいよ」

「……っ、え」

「悩んでるんだろ」

優しい声は辛すぎて、刺さった言葉がまた涙腺を決壊させた。

「…分からなくなっちゃった」

自分がどうなりたいのかも、明日を拒む理由も、望む理由も。

「どこにも行きたくないし、誰ともいたくない…」

消えてしまいたいと口走って、はっと気がつく。
大和だって事情も分からないのに、なんて返せばいいのか困るだろう。

今度は、言葉に甘えて弱さを見せた自分が憎かった。

「ごめん、今のなしにして」