MEMORIZE BLUE

「あ、道理で。なんか見てて恥ずかしいポエムが色々書いてあると思った」

無造作な大和の言葉に、かっと頬が染まるのを感じた。

「合唱コンのためだってば!」

我を忘れて怒鳴ると、大和がぽかんと私を見てきた。

「…葵」
「なに」

返答してからいきなり名前呼びなことに気づいたが、もうどうでもよくなり流した。
こいつチャラい。

「ぼっちで大人しめなありがちキャラかと思ってた。実は面白い人だったんだ」

「…はぁっ?」

何なのこいつ。マジでなんなの。
そんな言葉をすんでで思いとどまって、目を細めて腕組みするに終わった。

精一杯の威圧の表情も、大和にはあまり効いてないようだ。

「ちょっと失礼じゃないかな」

本気で怒ったという思いを込めて非難すると、さしもの大和も肩をすくめた。